Natsuki Shiraishiが最初に店を開いたのは2019年の春、海沿いの小さな倉庫の一角でした。もともとはテキスタイルの輸入代理業をしていて、ヨーロッパの独立系ブランドと日本の小売の間に立つ仕事をしていました。ある日、取引先のポルトガルのデザイナーから「あなたが直接売ればいい」と言われたのがきっかけです。倉庫の壁にラックを一本立てて、20着から始めました。最初の週末、売れたのは3着でした。
転機は2020年の秋です。パンデミックで人が集まれなくなったとき、Natsukiはオンラインで週に一度、素材や産地について話すライブ配信を始めました。服を売るためではなく、自分が面白いと思うことを話したかっただけです。それが積み重なって、今のコミュニティの核になりました。ランニングクラブも、音楽の夜も、マガジンも、すべてその配信から派生しています。「プラットフォームになろう」と決めたのではなく、気づいたらそうなっていた、というのが正直なところです。
Natsuki Shiraishiは、テキスタイル輸入代理業を経て2019年にLush Beach Hollowを設立した。ポルトガル、デンマーク、日本の独立系ブランドとの取引経験を持ち、素材と産地への関心は職業的な習慣として身についている。パンデミック期間中に始めたオンラインライブ配信が現在のコミュニティの原点となり、ランニングクラブ、音楽イベント、若手クリエイター支援プログラムへと発展させた。休日は早朝に海沿いを走ることが多く、「走りながら考えると、余計なものが落ちる」が口癖。